ありがとう 〜君からの贈り物〜
美鈴の目は涙で光っていた。
「沙耶ごめん。ごめんね。
1人で辛かったよね?
作り笑いも無理してはしゃいでたのも
私、気付いてたよ。
でも何て声かけていいか分からないし
私なんか怖かったの。
でももお逃げない。ずっと味方だから!」
私は何か力が抜けた様に
涙が零れ落ちた。
涙がでる度なぜか楽になる気がした。
「俺も、さ?
美鈴と一緒で気付いてたよ。
でも夕陽の話題に触れたら
だめな気がして逃げてた。
こんなんぢゃいつまでも一緒だよな?」
陸斗、美鈴.....
ありがとう。
2人も辛かったよね?
私ばっかり辛いと思いこんでた。
ごめんなさい。ありがとう。
「くっ わ、私ね、くっ」
「ゆっくりでいいよ沙耶」
美鈴は優しい言葉と共に
背中をさすってくれて、
陸斗も優しい笑顔で見守ってくれる。
自分の気持ち、
全部はなしてみよう。
美鈴と陸斗には言いたい。
そお思えたのも
優しくて心を楽にしてくれた
2人だからだよ?
「私、夕陽の事ずっと好きだった。
夕陽もそおいってくれてたの...
でも気付いたら素っ気なくなった
夕陽に気付いてそんな時に彼女が
いるって聞いて。どおしたらいいか
分からないぐらい苦しくて。
忘れ様とした。でも忘れられない。
夕陽に会いたくて仕方ないの。」
今思ってる事を口にだした。
簡単にだけどきっと分かってくれるはず
「そっかそっか〜
話してくれて嬉しいよ‼︎‼︎
私も、夕陽にあいたい。
4人でずっといたもんね。」
会いたいのは私ぢけぢゃないんだ....
みんな夕陽が大好きだったもんね。
みんなを笑顔にしてくれる。
誰よりも輝く笑顔が素敵な夕陽だった。
「俺も会いたいよ?
でもなんでどっかいっちまったんだよ」
そおいった陸斗の声は微かに
でも確かに震えていたんだ。
「次会った時は3人で
ボコボコにしなくちゃね!!」
美鈴が満面な笑顔で明るくさせた。
「2人とも、ありがとね。
なんかちょっとでも前みれた気するよ」
私はいつもより自然と
笑顔になれた気がするよ。
確かにこの時3人は
少し。少しだけど前をみれたね?
"2人に出逢えてよかった"
強くそお思ったんだ....