ありがとう 〜君からの贈り物〜
私はあの日から少しずつ少しずつ
前に進めている気がする。
今日は勇気を出して陸斗を
迎えにいくことにした....
遅刻しないで学校いくのいつぶりだろ...
陸斗の家の前につくと
なんか緊張してチャイムが押せない。
がんばれわたし!!!
陸斗が好きみたいぢゃん....笑
そんなの嫌だ!押しちゃえっっ
「おーはーよー♪♪」
チャイムに向かって言うと、
陸斗が目を丸めてでてきた。
「は!?沙耶どーした??」
「え?何が?迎えにきてあげたの〜
早くいくよ〜」
驚く陸斗はよそに
私は陸斗の手をひっぱった。
「え!??り、陸斗???」
なに?なに?
私いま陸斗の胸にいるんだけど....
「沙耶よかったよ。
そおやって明るい沙耶が1番。
沙耶の笑顔戻ってよかった。」
陸斗....
私はその言葉が嬉しいよ??
ありがとう。
「陸斗ありがとう!」
いっちばんの笑顔で伝えた。
「沙耶.... 可愛い。」
か、可愛い!??
「な、何ゆってんのよ!!
先いってるから!バーーカ!!」
恥ずかしくなって
先に走って逃げちゃったよ....
「ご、ごめんって!
まてよ沙耶〜〜〜」
2人でいつも通り言い合いを
しながら走ってるとちょうど
美鈴が家からでてきて
2人でお出迎え♡♡
美鈴も陸斗と同じように
驚いて抱きしめてくれた。
2人ともだいすき。
3人なかよく学校に向かった。
こんな何気ない時間も
楽しくて楽しくてたまらない。
今まで閉じこもってた時間が
すごく、すごく勿体無くかんじた。
"もっと時間を大切にしよう"
私はそお決めたんだ。
夕陽の存在がこれから
私をまた苦しめるのを知らなかった.....