ありがとう 〜君からの贈り物〜




全然知らなかったよ....




「陸斗帰ってきたよ?」




後ろを振り向くと陸斗が
たってて....






「沙耶!ちょっとこいよ」





なんでか陸斗に呼ばれてるし....





「え、ちょっ まってよ、」





無理やり腕をつかまれて
今走らされてるし。






「どこいくの??」




「屋上でもいく?」




お、屋上!!?




てか陸斗手はなしてよ...




みんなにみられてるし....





「沙耶!屋上鍵しまってる....」





「当たり前ぢゃん!!」








屋上の扉の前でたたずむ私達。





「ここでいいや。
沙耶おれの話きいて。」






いつもより真面目な
陸斗の声。






「ど、どおしたの?」






陸斗は静かに話し始めた。








「さっきはキスなんか
してまぢでごめん。

でも俺、我慢できなかった。
お前の事好きだよ?
ずっとお前の事好き。
お前は夕陽の事忘れれないかも
しんないけど俺の事もたまには
みてほしい。」







陸斗.....






知らなかったよ....






そんなにずっと
想ってくれたなんて。



嬉しいよ?



でも....




やっぱり夕陽の事
まだ忘れれない.....




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