終わらない七月九日
キーンコーンカーンコーン。
「はっ!!」
学校のチャイムの音で、私は勢いよく起きた。
テストを受けている最中にどうやら寝てしまったらしい。
「じゃあ書くの止めて回収して下さい~。名前は書いてあるかちゃんと確認してね~。」
先生のその言葉で、私は自分のテスト用紙を見た。
『二年二組 新谷 光』
名前も回答欄も一応全部埋まってる。大丈夫。私は後ろから送られてきた回答用紙を、前の席へ渡した。
「光、さっさと帰ろうぜ。」
話しかけて来たのは、少し離れた席に座っていた工藤ナツ。名前的に女と間違えられるとよく嘆いているが男だ。
「つーかお前寝てるときイビキかいてたぜ?」
ニヤニヤするナツ。
「かくわけないじゃん!!ナツウザいんだけど!!」
「必死かよお前!!」
ナツはいつもこうやって私をおちょくってくる。
「ようやく二学期最後のテスト終わったね~。」
「はっ!!」
学校のチャイムの音で、私は勢いよく起きた。
テストを受けている最中にどうやら寝てしまったらしい。
「じゃあ書くの止めて回収して下さい~。名前は書いてあるかちゃんと確認してね~。」
先生のその言葉で、私は自分のテスト用紙を見た。
『二年二組 新谷 光』
名前も回答欄も一応全部埋まってる。大丈夫。私は後ろから送られてきた回答用紙を、前の席へ渡した。
「光、さっさと帰ろうぜ。」
話しかけて来たのは、少し離れた席に座っていた工藤ナツ。名前的に女と間違えられるとよく嘆いているが男だ。
「つーかお前寝てるときイビキかいてたぜ?」
ニヤニヤするナツ。
「かくわけないじゃん!!ナツウザいんだけど!!」
「必死かよお前!!」
ナツはいつもこうやって私をおちょくってくる。
「ようやく二学期最後のテスト終わったね~。」