七色マーブル【短編集】
その時、だった。


便所のドアが勢い良く開き、奴の後頭部を直撃した。

「あっ」

その一瞬を見逃す事なく俺は奴の銃を奪い首の急所を一発、意識を失わせた。

奴が人形の様に、意志を失いダラリと床に転がった。


フン、覚えておけよ…ここは俺の庭だぜ。



「キャー!」


毎日22時かっきりに清掃に来るミズ・ハサウェイが悲鳴を上げている。


「あー、俺のツレなんだけど今日体調悪かったみたいで倒れたんだよ。」

「あら…そう?」

「ああそうだ、ミズ・ハサウェイ。これ君にプレゼント、似合うと思うよ。」

「え?あ…ありがとう。」

さっき買った下着の紙袋をミズ・ハサウェイに渡した。


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