無料恋愛
裏庭は私のお昼ねスポット。

みんなの知らない秘密の場所。

あそこはね、日陰になっていてとてもよく寝

れるの。

人通りもすくないし、最高。

「さぁ、寝ようかな」

「みんなの勉強中に、花崎 真理奈さんは

 さぼり?」

「げっ!!」

「そこまで、嫌がるなよ。

 しかも、顔と声で言いやがって。」

だって、イヤなんだもん。

そんなこと言ったら怒られるかな。

「帰ります。さようなら。」

こんな奴と一緒にいたくない。

「そんなこと言うなよ。

 授業始ってるし、いくとこねぇだろ?」

「別に。保健室。」

「あっそ。っつたく、俺がお前と話してぇんだ

 わ。」

「私は、話すことなんてないよ。」

「スッパリ言いやがって。」

「優しくする必要が無い。」
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