power of word
序章
『葵依、無用に言葉を使ってはいけないよ』

『…?どうしてなの、おばあちゃん?』

『言葉には力が宿っているの。言葉はね、人を傷つけるナイフにも大切な人を守る盾にもなるんだよ。もし、誤った使い方をしてしまったら守りたい人を自分が傷付けてしまうよ』

『…分かった!わたし、大好きなひとのために力を使う!』

『えぇ、それでいいのよ』

         ・         ・         ・

『葵依、お婆ちゃんが死んだわ…』

『………』

『明日、お葬式があるけど葵依も行くわよね?』

『行かない』

『…っ…、そう、分かったわ』

『(……私のせいでお婆ちゃんは死んだんだ…)』
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

声

総文字数/1

ファンタジー1ページ

表紙を見る
W王子

総文字数/0

恋愛(学園)0ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop