扉を開ければ…
「ゆうちゃん」


織姫が私を呼んだ。


ふと気がついた時には織姫の姿は……

無くなっていた。


でもおかしい…。

まだ手の平には織姫の手の感触が残っている。

しっかりと握った感触がある。


なのに、織姫はどこにもいない…。
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