天邪鬼なボク。
竜side
俺は、兄ちゃんと一緒に夕飯の支度をした。
大「竜、これ切って?」
竜「ん。」
大「できた...和、お疲れ。」
竜「お疲れ。」
大「みんな呼んでくる。」
竜「別にどうでもいいじゃん。」
大「はいはい、そんなこと言わないの。」
兄ちゃんは俺の頭に手を置き、みんなを呼びに行った。
大「ご飯できたよー。」
リビングでくつろいでいるらしいみんなに兄ちゃんが声をかける。
俺は作った料理を食卓にテキトーに持って行った。
雅「竜、もっとちゃんと並べろよ。」
翔「お前さ、何考えてるんだかしんねぇけど、歩けるだけでも感謝しろよ。」
何を偉そうなこと言ってんだか。確かにバイトして稼いでるのは雅兄と翔兄だ。
でも、いつもこの少し偉そうな態度がむかつく。
竜「文句あんだったら食うなよ。」
俺はぼそっとつぶやく。それが兄ちゃんに聞こえたらしく、苦笑いされた。
雅兄と翔兄が席について、仁が定位置に着いた。
俺は、いつも仁の隣に座らせられて、やたらと狭い。
ただ、その文句を言っても、翔兄に
翔「仁は車いすなんだから仕方がないだろ。」
といわれるだけ。いつも翔兄は仁は車いすだからって片づける。
仁「俺、トイレ行ってくる。」
仁が車いすを少し後ろに下げてから、方向転換をした。
俺はそのまま少しよけながらご飯を食べ続けていると、
雅「竜、仁のこと手伝えよ。仁は大変なんだから。」
と口をもごもごしながら言ってきた。
俺は無視して食べ続けた。こっちの気持ちも考えろよ。
俺が食べ続けていると、少しお箸を乱暴に置いた翔兄が、
翔「竜、調子に乗んな。もういいよ、俺が手伝うから。」
と立ち上がった。
最初からそうしろ。思ったが言わない。
翔兄は仁の車いすの持ち手を持つと、わざと俺にぶつかりながらトイレへ連れて行った。
仁と翔兄以外の4人が食べ終わって、俺と兄ちゃんで皿を下げた。
しばらくして、仁と翔兄も食べ終わったようだった。
皿ぐらい運べるだろ…。そう思いながら、ほかの皿を洗っていると、兄ちゃんが取りに行った。
兄ちゃんが皿を持って帰ってきて、その後ろから翔兄が入ってきた。
翔「竜、お前さ、皿ぐらい取りに来いよ。」
竜「ん。」
適当に返事をすると、翔兄はリビングへ行った。
俺は、兄ちゃんと一緒に夕飯の支度をした。
大「竜、これ切って?」
竜「ん。」
大「できた...和、お疲れ。」
竜「お疲れ。」
大「みんな呼んでくる。」
竜「別にどうでもいいじゃん。」
大「はいはい、そんなこと言わないの。」
兄ちゃんは俺の頭に手を置き、みんなを呼びに行った。
大「ご飯できたよー。」
リビングでくつろいでいるらしいみんなに兄ちゃんが声をかける。
俺は作った料理を食卓にテキトーに持って行った。
雅「竜、もっとちゃんと並べろよ。」
翔「お前さ、何考えてるんだかしんねぇけど、歩けるだけでも感謝しろよ。」
何を偉そうなこと言ってんだか。確かにバイトして稼いでるのは雅兄と翔兄だ。
でも、いつもこの少し偉そうな態度がむかつく。
竜「文句あんだったら食うなよ。」
俺はぼそっとつぶやく。それが兄ちゃんに聞こえたらしく、苦笑いされた。
雅兄と翔兄が席について、仁が定位置に着いた。
俺は、いつも仁の隣に座らせられて、やたらと狭い。
ただ、その文句を言っても、翔兄に
翔「仁は車いすなんだから仕方がないだろ。」
といわれるだけ。いつも翔兄は仁は車いすだからって片づける。
仁「俺、トイレ行ってくる。」
仁が車いすを少し後ろに下げてから、方向転換をした。
俺はそのまま少しよけながらご飯を食べ続けていると、
雅「竜、仁のこと手伝えよ。仁は大変なんだから。」
と口をもごもごしながら言ってきた。
俺は無視して食べ続けた。こっちの気持ちも考えろよ。
俺が食べ続けていると、少しお箸を乱暴に置いた翔兄が、
翔「竜、調子に乗んな。もういいよ、俺が手伝うから。」
と立ち上がった。
最初からそうしろ。思ったが言わない。
翔兄は仁の車いすの持ち手を持つと、わざと俺にぶつかりながらトイレへ連れて行った。
仁と翔兄以外の4人が食べ終わって、俺と兄ちゃんで皿を下げた。
しばらくして、仁と翔兄も食べ終わったようだった。
皿ぐらい運べるだろ…。そう思いながら、ほかの皿を洗っていると、兄ちゃんが取りに行った。
兄ちゃんが皿を持って帰ってきて、その後ろから翔兄が入ってきた。
翔「竜、お前さ、皿ぐらい取りに来いよ。」
竜「ん。」
適当に返事をすると、翔兄はリビングへ行った。