ヒミツな2人
瑞希『母さんは賛成なのかよ。』
母『いつかは来るものだから。』
まるで、お見合いをする事が当たり前のように話しているお母さん。
でも、仕方ないのかもしれない。
私の両親はお見合いをして出会った。
それに私の家は普通の家じゃないから。
父『とにかく、瑞希が反対だろうがこの見合いは決定事項だ。』
お父さんが『決定事項』と言う時は絶対に覆らない。
柚希『それで、相手はどんな奴なの?』
驚きで固まっていた柚希がやっと状況を理解したのかお父さんに聞いた。
父『世界的な大企業の会長の甥だよ。』
文乃『分かりました。』
会って直接お断りをすればいいのよ。
悠斗にちゃんと話さなきゃ。