ヒミツな2人
妃姫『良いから言う通りにしなさい。皆さんに迷惑をかけてるのが分からないの?』
皆に、迷惑をかけている?
その言葉は、私の心に鋭く刺さってきた。
どんな悪口を言われても負けなかったのは、秘書課の皆が優しくしてくれたからだ。
そんな皆に迷惑をかけているの?
妃姫『秘書課の皆さんは優しい人ばかりですから、気を使ってくれたのかもしれませんが本心ではそう思っているのよ!』
その後も、色んな事を言われたが私の中には、【皆に迷惑をかけている】【優しいから気を使っている】この言葉がグルがると回って聞き取れなかった。
少しして、言いたいことが終わったからなのか宝城さんは笑顔で帰っていったが、私はその場に立ち尽くしていた。