ヒミツな2人
・・翌日
どうやって帰ったのかすら分からない。
頭の中に宝城さんの言葉が、こだまして離れない。
仕事に行きたくない。
でも、行かないと余計迷惑をかける。
重い身体を、引きずって出社した。
・・・秘書課
宝城さんに言われたことが頭から離れなくて、今日はミスを連発しかてしまった。
悠斗『何度言えばわかる!この数字は、おかしいだろ。』
もちろん、教育係の司馬主任の雷も連発した。
定時時間になっても仕事が終わらず、皆が帰った後も部署に残って仕事をしていた。