ヒミツな2人
文乃『すみません。じゃなくて、好きって主任が私を?』
悠斗『だから、そうだって言っただろ。何度も言わせんなって。』
文乃『でも、ブスだし、仕事出来なくて秘書課のみんなに迷惑かけてるし、私なん』
『私なんか』そう言おうとした。
でも、言えなかった。主任にキスされていたから!
そして、唇をはなした主任は、静かに言った。
悠斗『私なんか、なんて言うなよ。俺はそんなお前が好きなんだから。』
文乃『主任。』
好きな人に認められた事が、素直に嬉しかった!
悠斗『それで、お前の気持ちを聞かせてくれないか?』
こんなに不安そうで自信がない主任を見るのは初めてだった。