ヒミツな2人
悠斗『悪いかよ。文乃は、俺の彼女だろ!』
主任の一言で私の頬が熱くなるのを感じた。
悠斗『三州は文乃と幼なじみらしいし、年も俺より近いし。もしかしたら、俺より三州と居る方が文乃が幸せなんじゃないかと思って。』
文乃『そんなこと考えてたんですか?主任。』
呆れた様に言った。
悠斗『文乃が、他の男に取られるんじゃないかと思って不安なんだよ。』
常に冷静で仕事の鬼と言われるこの人が私にだけでは拗ねたり甘えたりしてくれる。
司馬主任は案外寂しがり屋で甘えん坊だと付き合って判明した。
そんな風に私だけにしか見せない顔がある。