神様修行はじめます! 其の四
つまり、それって・・・・・・。
あたし達が、この島へ来たせい?
そのせいで、罪も無い子どもが死・・・?
(そ・・・ん、な・・・!)
「人殺しめ! この子を返せええ!!」
彼女は両腕に抱いた、我が子の遺体を差し出した。
あたしの体はビクッと震え、その子の姿を見たまま身動きできなくなる。
全身血まみれの子どもは・・・・・・
両目と、口が、壊れた人形のようにパカリと開いていた。
たぶん、ほとんど即死だったんだろう。
(あたしのせい? これは、あたしのせい?)
怯えるあたしの目に、無残な骸が焼き付く。
死者の恨みに染まった瞳が、じっとあたしを見てる。
血に溢れた口が、声にならない無念の言葉を訴える。
『なぜ この島へ 来たの ?』
あ・・・・・・・・・
『あなたさえ ここへ 来なければ 自分は 死なずに すんだのに・・・』
ああ・・・・・・!!
どうしよう! どうしよう! どうしよう!
あたしは手で顔を覆い、震えながら悲鳴を上げた。
この子の死は・・・あたしの責任だ・・・!