幼い堕天使。
斉藤 薫 高校三年生 17歳
遅生まれだから誕生日はまだまだ
性格は周りから見たら元気で活発的ってところかな?
よくしゃべってギャグ線が高い?(笑)
そんなとこだけどマジ心は冷めてる
どーでもいい学校の連れとか
ほんとうわべだらけじゃん。とか
そんなこと思いながら…
高校は3年になってから適当で
休みがちなんだよね。
だってすわって無賃よりさ。
働いて稼いだ方がよっぽどまし。
とくに得意客は
『おじさん』って種類。
彼氏はいるよ一年ちょい付き合ってる
前は4人くらいいたけど大して続かなかった
今もこれ書いてる時にもプリクラ効果で大きく加工されたきれいな目で見つめてくる。
だから少し心が痛い。
そう、私はただの堕ちぶれた援交少女ってとこ?
その中でもジェーケーってゆう
高級ブランド。
中には、『ばれたらまずい』とか言ってびびってドタキャンしてくるやつもいる。
相場は2時間3万
それ以上 安売り したくない。
1.5万でいい?とか言ってくるやつ
まじ舐めすぎっとか思ってるし
男は金をばらまくだけ貢いでくれりゃいーの!って思ってる
あたしの客になった人は絶対に
リピートしてくるんだよね。
毎週3で会ってって言ってくる人
月20くらいで月2回会って
適当にエロ写メ送っときゃいい
不動産の社長さん。
別にセックスが好きなわけじゃないし
むしろ最近痛い。
でも病気とかマジ勘弁だから
ゴムだけはさせてもらう
今日だって土曜日の、彼氏との旅行のために身体で手っ取り早く稼ぐ
もちろん学校のみんなはしらない。
前にこんな話を聞いたことある…
『A組のあやちゃんって子身体売ってるらしいよ。出会い系で知り合った人に…』
『やばいよね〜』
『きもっ。ありえんしょ。』
自分に浴びせられてる感じがした
でも全く心は痛まなかった
でもその会話中ずっと目は合わせられなかった。
いつからこんな堕天使に生まれ変わったんだろ。