雨から雪
「さて、じゃあディナーにしようか?」
真白がそう言う。
確かに腹減ったなぁって思ってたタイミングだ。
「まだ、ソラ君になんのお礼もしてないしね!なに食べたい?」
俺は、少し悩んでからこう答えた。
「なんでも良いよ」
「やっぱり、それだね」
真白は、なぜか嬉しいそうに笑いながら言った。
「ソラ君が好きそうなお店見つけたから行ってみよ」
そう言って真白は歩きはじめた真白は、黒くしなやかな髪をゆらしながら上機嫌で歩いている、それを見て俺はなぜか嬉しいくなった。
「着いた、ここだよ」
真白に案内された 店は、なにやら隠れ家的なお店だ。
「黒猫屋?」
俺が店の名前を読むと真白は、俺の手を引き店に入った。
中は、7~8人が入ったら満席になるような小さな店立ったが、綺麗で良い匂いで充満していた。
真白と俺は、奥の席に案内され座った。
「なんか落ち着くでしょ?」
と、真白が言ってきたので俺は頷いて返した。
「なに食べる?オススメで良い?」
特にこれが食べたいってわけじゃなかったので俺は、真白に任せると言った。
料理が運ばれてくる間、真白は色々な話しをしてくれた、花の事や動物の事やオススメの映画の事を。
どの話しも聞いてて飽きずに料理が随分、早く運ばれてきた気がするぐらいだった。
< 15 / 15 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop