雨から雪
何かが脳裏をよぎる。
俺は…この女性を知って…い…る?
そんな事を考えてると彼女がやっと口を開いてくれた。
「覚えてないよね?」
やっぱり過去に会っている。
「ごめんなさい、記憶にないです」
俺は素直に答えた。
すると彼女は、寂しそうに俯いた…
「どこかで会いましたか?」
俺は、俯いてる人に更に失礼な質問をしてしまった。
「あなたの…ソラの…」
と、言い彼女は俯く。
けど、俺の知り合いなのは間違いなかった俺の名前を知っている、不思議な感じだかそれだけで、納得出来た。
雨はより一層強くなる。
彼女は傘を刺してないし、俺も彼女が何者なのか気になったので、どこかで雨宿りをしようと提案したところ、彼女は満面の笑みで頷いてくれた。
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