人気モデルに恋されました






「………あら?のあ遅かったじゃない。何してたの?」


「あ、えっと…」


「何してたッスかー?」


どうしよう凜には言えないからなぁ……


うーん、

「夏海…ちょっといい?」


「?いいわよ」


「んじゃうちはご飯先に食べてるッス~ごっはん〜ごっはん〜」



―――――――――――――――――――


夏海をあまり人気のないA組の2つお隣りさんの空き教室につれてきた。

まぁ、聞きたいことは1つなんだけど…


「ねぇ夏海…神咲くんってモデルの"Rei"だったりする?」


「あら?なんでわかったの?」


「…えっとね…」


私はさっきまでの事を全て夏海に話した。

すると夏海は…

「…ふぅん珍しいわねReiが自分から本当のことを言うなんて」

「えっ、そうなの?」


「一般人にバラしてみなさいよ。すぐにマスコミがとんでくるわ」


「…………」



次元がちがう……

すぐにマスコミ飛んでくるなんて……



「あれ?…Reiって人私テレビで見た時すごく明るくて人懐っこい人だったよ?なのに温室のとき、なんだか気怠げなクールな人って感じで…」


「それが本性だものそりゃそうよ」


そ、そうなんだ……

じゃあテレビのReiは演技って事なのかな……

すごいなぁ…


「うーん!ありがとう!夏海!」


「いえいえ。あまりこの事話しちゃいけないわよ?」


「うんっ」





< 12 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop