人気モデルに恋されました




「おかえりッス〜さっ皆で食べよ〜」


私の席と夏海の席をくっつけてお昼を3人で食べる。


「そうね」


「うん!……あれ?ミックスジュースがない…」



あれ?温室に置いてきたのかな?


温室まで戻ろうかな〜….



「……おい」


「…へ?か、神咲くん?」


「忘れ物」


そういって渡されたのはミックスジュース。

もしかして気付いてくれたのかな?



「…あ、ありがとう……」


「……………じゃあ」


そういうと神咲くんは私の頭を1回ぽふっと撫でていってしまった。





なんだろう…………


よくわからない…けど


本当の綺麗な顔に当てられちゃったのか、

黒縁眼鏡の隙間から綺麗な琥珀色の目が少しふわりと笑っていたからなのか


よくわからないけれど


ほんの少しだけ胸が疼いたんだ。





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