人気モデルに恋されました

「……………ぷふぁっ～おいしかたッス。……さ、白状ッス！」


「うぅ……いやぁ、ねぇ…夏海？」


「ふぅ、仕方ないわね…止められてるけど、
凜誰にも言っちゃいけないわよ？行った瞬間……フフフなんだから」




あれ……なんでだろう…

夏海の"フフフ"がすごく怖い……


「…わ、分かったッス…」


「じゃ、じゃあ話すね……」





私はさっき夏海と話してた事をすべて話した。


でも、やっぱりこれってやっぱ話しちゃいけないんじゃ……


「…………」


話をしてる時から固まってる凜。


「？凜？」


「……ほ、本当ッスかぁぁぁぁぁあああああ！？」


う、わ……耳がキーンって……


「ほ、本当だよ…」


「…うるさいわよ」


「ご、ごめんッス……それより！のあすごいッス！」


「ええぇ！？なんで？」


「Reiの本当の性格は他人に興味がなくてとてもクールって言われてるッス。プライベートの時話しかけられると一切口を開かないで、氷の様な冷たい視線を送ることから通称【氷の王子様】って呼ばれてるッス！」


そ、そうなんだ……


さすが趣味がイケメン観察なだけあるね…


「……んまぁこれ以外にも他に沢山あるッス。それよりもお腹空いたッス夏海ご飯食べに食堂行くッス！」


「…はぁ？………いや…いいわ、やっぱり行きましょう。この学校の昼休みが無駄に長くてよかったわね、凜」


「…夏海行っちゃうの？じゃあわた…

　　　「おーい！神崎！よばれてるぞ！」

　　　　　　　　しも行きたかっ……た」


「んじゃ、そう言う事だから行ってくるわね〜」


「……行きたかった。いってらっしゃい二人共〜」


「明日また行くッス～んじゃ行ってくるッス！」



……もう、私を呼んだのは誰ですか…


行きたかったなぁ…



「おーい神崎ー！」


「は、はあいっ」


クラスの男の子に呼ばれて廊下に出たのはいいんだけど。

知らない男の子がいてちょっとびっくり。



……？これこの前にもあった気がする……


うーん、それよりも。


「…何か用、かな？」


こてんと首を傾げる。

するとボッと顔を赤く染めた見知らぬ男の子。

「あちゃー、無自覚か……まぁいいや、後は頑張れよー岡崎ー」


「……お、おう」


あ、帰っちゃった。


う、うーんどうしよう。


「あ、神崎さんちょっといい？」


「うん…なに、かな？」


「言いたいことあるから、屋上行こう？」


屋上かぁ…

前に夏海が
「のあは絶対危険だからだめ！」
って言ってたけどちょっとなら平気だよね！


「うん！いいよ！」