ケータイ小説家犯罪日記
でも俺は承知した。


承知した自分に驚きと軽い罪悪感を抱く。

「お前最低だな。」


冷たく言葉を吐き捨てると一樹はニヤリと笑った。


仕方なく俺は拳銃を持ち出した。


「キャアァーッ!」


「拳銃!?」

街中から驚きと恐怖の声が飛ぶ。

でも俺はそれがあえて得なのだ。


「君!待ちなさい!」

誰かが俺の肩を掴む。

段々後ろを振り向き相手がどんどん露になる。


紺色の「何か」が見える。


警察だ。


< 7 / 10 >

この作品をシェア

pagetop