【完】キミと生きた証
プロローグ



後れ居て

  恋ひつつあらずは

     追ひ及かむ



道の隈廻に

   標結へ我が背




―――――・・・・。




とり残されたまま


お前のことを想ってるなんて、俺は嫌だ。




追いついてみせる。


どっかいくなら、道に目印でもなんでもつけとけよ。



真っ赤なマフラーとか、カラフルな単語帳とか。




わかったか?



お前がいればそれでいいんだ。




・・・・・ちとせ。






【今日も端っこ、待ち合わせ。】







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