【完】キミと生きた証
「俺がいると、病気に悪いってことか・・?」



「ううん、違うよ。あたしは瞬とこんな風に話せて、ツリーも観に行って十分満足しちゃった。」



「だったらもっと・・」



「あたしとの恋は無駄なんだよ。瞬はもっと元気な子と幸せになってほしい。」



「・・・俺の幸せ、勝手に決めんな。」



「でも・・。」



「ちぃは、俺のこと、嫌いか?」



「あたしは・・・。」




あたしの目にはった涙はもう限界で、瞬の目の前でぽたりと落ちた。



「俺はちぃが好きだ・・。一人で、泣くくらいなら・・・一緒に居たい。」





一生懸命言葉をつなげる瞬に、また涙があふれた。



あたしだって、一緒にいたい。


来年も再来年も、20歳になっても、そのあとも・・・。


もしも生きていられるなら・・・ずっと傍にいたい。





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