【完】キミと生きた証
きらきらの黒い髪
Side 霧沢ちとせ
***
放課後、保健室に降りると、黒髪の人が勉強してた。
白いワイシャツの背中には黒い斑点がいっぱい飛んでる。
「・・・瞬?」
「おう。」
「髪染めたの!?」
「今日学校で染めた。」
学校で!?
一体、北工ってどうなってるんだろう・・。
「すごい・・・黒い髪、新鮮。」
きらきらの金髪も好きだったけど、きらきらの黒髪もかっこいい・・。
ちょっと長めの髪が、なんていうか大人っぽい。
金髪の時よりも、シルバーのピアスの存在感が増してる。
「でもなんで?あ・・・特進科の面接?」
「いや。南高の校則にのっとってみた。」
「なにそれ。ふふっ。でも似合う。かっこいい。」
瞬の髪に手を伸ばそうとしたとき、
「あーいちゃいちゃいちゃいちゃ。鬱陶しいわねぇ!」
真由ちゃん先生がカーテンの裏から出てきた。
「うあ、真由ちゃん先生、いたの!?」
「ちーちゃんひどい!」
「あはっ、ごめんなさーい!だって、死角だったから・・・。」
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放課後、保健室に降りると、黒髪の人が勉強してた。
白いワイシャツの背中には黒い斑点がいっぱい飛んでる。
「・・・瞬?」
「おう。」
「髪染めたの!?」
「今日学校で染めた。」
学校で!?
一体、北工ってどうなってるんだろう・・。
「すごい・・・黒い髪、新鮮。」
きらきらの金髪も好きだったけど、きらきらの黒髪もかっこいい・・。
ちょっと長めの髪が、なんていうか大人っぽい。
金髪の時よりも、シルバーのピアスの存在感が増してる。
「でもなんで?あ・・・特進科の面接?」
「いや。南高の校則にのっとってみた。」
「なにそれ。ふふっ。でも似合う。かっこいい。」
瞬の髪に手を伸ばそうとしたとき、
「あーいちゃいちゃいちゃいちゃ。鬱陶しいわねぇ!」
真由ちゃん先生がカーテンの裏から出てきた。
「うあ、真由ちゃん先生、いたの!?」
「ちーちゃんひどい!」
「あはっ、ごめんなさーい!だって、死角だったから・・・。」