【完】キミと生きた証
放課後の保健室。
あたしはテスト勉強、瞬は・・受験勉強のために教科書と参考書を開いた。
本当に医学部に行く気なのかな・・・。
あたし絶対生きなきゃ・・・。せめて26歳までは・・・。
そんなこと簡単に思う反面、現実は甘くないこと、わかってるから。
瞬に申し訳なくなる。
「そもそも勉強ってどうやんだ?」
「えー・・・そうだなぁ。単語帳とか?」
「ちぃのやつ貸して。あれ覚えやすい。」
「いいよ。一緒に頑張ろ。」
ノートに鉛筆を滑らせてると、たまに瞬があたしに質問する。
それを教えるのがちょっと楽しい。
いつも頼ってばかりのあたしが、瞬の役にたってる・・。
「すげぇ、できた。さんきゅ。」
難しい問題が解けると、瞬は口角を少し上げて嬉しそうにする。
そんな瞬が可愛い。
嬉しい。
つい、はにかんじゃう。
「瞬と勉強するの楽しい・・・。」
真由ちゃん先生に聞こえないくらい小さなささやき声を瞬に届けた。
その声に瞬が、顔をあげて目があうと、お互い顔が赤くなる。
「はい、そこ、いちゃいちゃしない。」
「・・・邪魔すんな。」
瞬がペンをくるんと回した。
「器用だね。」
「まぁな。」
あ、否定しないんだ。
くすっと笑っちゃった。
あたしはテスト勉強、瞬は・・受験勉強のために教科書と参考書を開いた。
本当に医学部に行く気なのかな・・・。
あたし絶対生きなきゃ・・・。せめて26歳までは・・・。
そんなこと簡単に思う反面、現実は甘くないこと、わかってるから。
瞬に申し訳なくなる。
「そもそも勉強ってどうやんだ?」
「えー・・・そうだなぁ。単語帳とか?」
「ちぃのやつ貸して。あれ覚えやすい。」
「いいよ。一緒に頑張ろ。」
ノートに鉛筆を滑らせてると、たまに瞬があたしに質問する。
それを教えるのがちょっと楽しい。
いつも頼ってばかりのあたしが、瞬の役にたってる・・。
「すげぇ、できた。さんきゅ。」
難しい問題が解けると、瞬は口角を少し上げて嬉しそうにする。
そんな瞬が可愛い。
嬉しい。
つい、はにかんじゃう。
「瞬と勉強するの楽しい・・・。」
真由ちゃん先生に聞こえないくらい小さなささやき声を瞬に届けた。
その声に瞬が、顔をあげて目があうと、お互い顔が赤くなる。
「はい、そこ、いちゃいちゃしない。」
「・・・邪魔すんな。」
瞬がペンをくるんと回した。
「器用だね。」
「まぁな。」
あ、否定しないんだ。
くすっと笑っちゃった。