【完】キミと生きた証
歩くたびにかたかたと鳴る木の道を歩き、その横を小川が流れてる。



水芭蕉のエリアにたどり着いた。



太陽の光をきらきら反射させる水面に、水芭蕉の白と緑があふれてる。



「わぁ・・・!満開だ!」



「まだ寒いのに水の中でこんなに咲いて・・・偉いねー。」



うっとりとつぶやく横顔が可愛すぎて、


「・・・ははっ。」


思わず吹き出すと、ちとせが首をかしげて笑った。



「え、なに?おもしろかった?」


俺が笑ってるのを嬉しそうに見つめて、いつの間にか俺より満面の笑みを浮かべてる。




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