【完】キミと生きた証
まわりを歩く人が途切れたから。
俺はそのままぎゅっとちとせを抱きしめた。
あったかくて小さな体。
いい匂いがする・・って。ちげーか。
「ひ、人が来るよ!」
「いいよ。・・・つか、来ねぇし。」
「えぇ・・・//」
体を硬くしてたちとせが力を抜いて、俺に体を預けてきた。
「瞬、水芭蕉の花言葉ってね・・・」
「ん?」
ちとせの声が俺の体に響いてくる。
「花言葉は、”美しい思い出”なんだって。」
「へぇ。」
・・・で、なんなんだ、花言葉って?
「・・・ふふっ、嬉しい。」
嬉しそうだから、もう少しだけ強く、ぎゅっと抱きしめた。
「・・・苦しいよ。あはっ。」
「あ、わりぃ。」
俺はそのままぎゅっとちとせを抱きしめた。
あったかくて小さな体。
いい匂いがする・・って。ちげーか。
「ひ、人が来るよ!」
「いいよ。・・・つか、来ねぇし。」
「えぇ・・・//」
体を硬くしてたちとせが力を抜いて、俺に体を預けてきた。
「瞬、水芭蕉の花言葉ってね・・・」
「ん?」
ちとせの声が俺の体に響いてくる。
「花言葉は、”美しい思い出”なんだって。」
「へぇ。」
・・・で、なんなんだ、花言葉って?
「・・・ふふっ、嬉しい。」
嬉しそうだから、もう少しだけ強く、ぎゅっと抱きしめた。
「・・・苦しいよ。あはっ。」
「あ、わりぃ。」