【完】キミと生きた証
あたしは仁奈ちゃんに手を振って、学校に入ると、エレベーターに乗る。



・・・B組かぁ。


B組はエレベーターに一番近いから嬉しいなぁ。



「おはよう!あれ?仁奈ちゃん?」



教室を探しても仁奈ちゃんはいなくって。



っていうより知らない人ばっかりだ・・・。




とりあえず、座席表は・・・。



あ、あの人が持ってるやつかな。


「それって座席表ですか?」


「あー・・・うん。はい。」



あたしよりは高いけど、背が低めで、可愛らしい顔つきをした男子。


自然と茶色い髪の毛が窓からの日差しでもっと明るくみえる。


まんまるな目。


・・可愛い子だなぁ。


なんて、男の子には失礼か。




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