【完】キミと生きた証
去年一緒のクラスだった子も何人かいるし。



「ちーちゃん!仁菜子!おはよう!」





いつのまにか元1-Bメンバーで円ができた。



「あれ?ちーちゃん、そのストラップ可愛いー!もしかして彼氏とおそろ!?」



「これ、仁菜ちゃんにもらったの・・!ペアで・・・へへっ」




あたしが嬉しくてはにかむと、手がいっぱいあたし頭に伸びてきた。


ポンポンとなでると、みんな懐かしいと呟く。あたしも。



「ちーちゃん嬉しいんだねぇ。お姉ちゃんも嬉しいよ!」




「お父さんはちーちゃんの味方だ。その男になんかされたらいうんだぞ!」



またB組の家族ごっこが始まって、仁菜ちゃんがそれをまとめる。




もとB組じゃないひとも、面白がって輪に入って、いつの間にか教室には笑い声。




今年も仲良く、楽しいクラスになりそう!




「ちーちゃんそろそろ体育館行こっか!」



「始業式長いかなぁー。」



「校長、絶対話長いよ!」




予想通り長い話をきいて、始業式が終わった。




そのあとに実力テストをうけて、今日はおわり。




にしても・・・テスト疲れたぁ・・・!!




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