【完】キミと生きた証
天使くんはあたしに気づくと、待合の扉をガラガラと開けた。



「ちとせ!時刻表ってどこにある?」


「時刻表?その壁にあるけど・・・。」


あたしが指さす先をみつめると、天使くんは一時停止。



「・・はぁ!?なんだよこの本数!!一日に12本しかねえじゃん!バス以下!」



・・・へぇ、そうなんだ!



「ここって普通しか止まらないから、1時間に1本きたらいい方なんだよ。隣の駅までのんびり20分歩けば結構電車来ると思うよ。」



「ちとせは毎日コレ待ってるのか?」


「そうだけど・・・なんで?」


「時間の無駄!!」


そう叫んで、帰って行った。


時間の無駄なんてヒドイ!



それにしてもあたし一応先輩なのにー。





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