【完】キミと生きた証
瞬と見た桜は満開で、ひらひら舞い散る桜の花びら。
瞬の髪についたから、かがんでもらって、手を伸ばしてとってあげた。
その距離はすごく近くて。
つい唇を見つめちゃった。
「・・・カワイ」
瞬が耳元でぼそっと呟くから、
あたしはどきどきが止まらなくて。
火照った顔を両手で仰ぐ。
「・・・バレた。」
キスしたいって思ったこと、ばれちゃった。
瞬はひとけのない木陰にあたしの手を引いて。
あたしの唇にキスをした。
「・・・真っ赤。」
瞬だってちょっと赤いのにな。
あたしのほっぺをぺちぺち触ると、ふっと笑った。
「最近よく笑うね。嬉しい・・・。」
「ちとせが、いると・・・楽しい。」
言葉を繋げた瞬が可愛くて、思わず腕に抱きついた。
瞬を見上げると、目と目が合う。
「・・・大好き。」
「その顔とその言葉は・・反則。」
唇にもういちど柔らかい感触。
さっきより長くて、目を閉じた。
・・・瞬。
あたし、幸せでたまらない。
瞬の髪についたから、かがんでもらって、手を伸ばしてとってあげた。
その距離はすごく近くて。
つい唇を見つめちゃった。
「・・・カワイ」
瞬が耳元でぼそっと呟くから、
あたしはどきどきが止まらなくて。
火照った顔を両手で仰ぐ。
「・・・バレた。」
キスしたいって思ったこと、ばれちゃった。
瞬はひとけのない木陰にあたしの手を引いて。
あたしの唇にキスをした。
「・・・真っ赤。」
瞬だってちょっと赤いのにな。
あたしのほっぺをぺちぺち触ると、ふっと笑った。
「最近よく笑うね。嬉しい・・・。」
「ちとせが、いると・・・楽しい。」
言葉を繋げた瞬が可愛くて、思わず腕に抱きついた。
瞬を見上げると、目と目が合う。
「・・・大好き。」
「その顔とその言葉は・・反則。」
唇にもういちど柔らかい感触。
さっきより長くて、目を閉じた。
・・・瞬。
あたし、幸せでたまらない。