【完】キミと生きた証
あたしが瞬から体を離すと、瞬は「もういいのか?」ってなんでもないように言うんだけど。
相変わらず真っ赤なほっぺ。
好きでいてくれるんだなって、胸があつくなる。
「こうやって・・・瞬に近づくと、どきどきしてね。ちゃんと心臓・・動いてるんだなぁって思うんだ。」
「ばーか。お前の心臓はお前が思ってるほどヤワじゃねえよ。」
「へへ。そうかな。」
「そう。」
「瞬は・・どきどきする?」
「・・・はぁー?」
瞬は後ろ頭を掻きながら、あたしを見ないではぐらかす。
・・・・てれやさん。
「・・・ふふっ。」
あたしが笑うと、瞬はあたしの手を思いっきり引いた。
瞬の硬い胸に、ぴたりとくっつくあたしの手。
手に伝わってくる鼓動は、力強くて
「・・・速い。」
瞬の身体に触れたのが途端に恥ずかしくなって、手を引っ込めたのに、瞬はそのままあたしの手を掴んでしまう。
あたしたちの間にはあったかい沈黙。
でも出逢った日みたいにどきどきしてる。
相変わらず真っ赤なほっぺ。
好きでいてくれるんだなって、胸があつくなる。
「こうやって・・・瞬に近づくと、どきどきしてね。ちゃんと心臓・・動いてるんだなぁって思うんだ。」
「ばーか。お前の心臓はお前が思ってるほどヤワじゃねえよ。」
「へへ。そうかな。」
「そう。」
「瞬は・・どきどきする?」
「・・・はぁー?」
瞬は後ろ頭を掻きながら、あたしを見ないではぐらかす。
・・・・てれやさん。
「・・・ふふっ。」
あたしが笑うと、瞬はあたしの手を思いっきり引いた。
瞬の硬い胸に、ぴたりとくっつくあたしの手。
手に伝わってくる鼓動は、力強くて
「・・・速い。」
瞬の身体に触れたのが途端に恥ずかしくなって、手を引っ込めたのに、瞬はそのままあたしの手を掴んでしまう。
あたしたちの間にはあったかい沈黙。
でも出逢った日みたいにどきどきしてる。