【完】キミと生きた証
「あ、飲みもん・・配り始めたな。」
瞬は飲み物を配ってるサンタさんの方を指さした。
「・・・本当だ。」
「なに飲む?ほうじ茶?緑茶?」
優しい瞳があたしに尋ねる。
「・・・瞬と一緒に、シャンパンが飲みたい。」
もう、我慢したくない。
いつか・・もうすぐ、心臓が止まっちゃうなら、もう我慢するのやめてもいいかなって思うんだ。
瞬を見つめるけど、瞬は何も言わない。
飲み物を取りに行こうともせずに、ただあたしをまっすぐ見つめてる。
「・・・飲みたいのか?」
「うん。我慢するの・・やめた。」
「なんで・・?」
瞬の悲しそうな声が胸に突き刺さる。
・・・ごめんね。
「もうすぐ・・・ダメになるかもしれないから。」
あたしは精いっぱい笑ったけど、瞬は笑ってくれなかった。
こぶしをぎゅっと握りしめて、
「・・・シャンパンとってくるから。ナンパされずに待っとけ。」
そういって、飲み物を配ってるサンタさんのところへ行った。
すぐに戻ってくると、
「・・・ほら。」
って、優しい顔で渡すんだ。
目の前には大きなクリスマスツリー。
初めて瞬とデートして、
大好きな瞬に告白された場所。
『ではーみなさん!カップを持って―!メリークリスマース!!』
サンタさんの声で、大好きなひととカップを交わすの。
しゅわしゅわと泡が立ち上ってる。
「・・・おいしい。」
好きな人と並んで、はじめてのシャンパンを飲んだ。
・・・ちっぽけな幸せが。
涙がでるほど愛しくて。
もっと生きたい。
そう願わずにはいられないの。
瞬は飲み物を配ってるサンタさんの方を指さした。
「・・・本当だ。」
「なに飲む?ほうじ茶?緑茶?」
優しい瞳があたしに尋ねる。
「・・・瞬と一緒に、シャンパンが飲みたい。」
もう、我慢したくない。
いつか・・もうすぐ、心臓が止まっちゃうなら、もう我慢するのやめてもいいかなって思うんだ。
瞬を見つめるけど、瞬は何も言わない。
飲み物を取りに行こうともせずに、ただあたしをまっすぐ見つめてる。
「・・・飲みたいのか?」
「うん。我慢するの・・やめた。」
「なんで・・?」
瞬の悲しそうな声が胸に突き刺さる。
・・・ごめんね。
「もうすぐ・・・ダメになるかもしれないから。」
あたしは精いっぱい笑ったけど、瞬は笑ってくれなかった。
こぶしをぎゅっと握りしめて、
「・・・シャンパンとってくるから。ナンパされずに待っとけ。」
そういって、飲み物を配ってるサンタさんのところへ行った。
すぐに戻ってくると、
「・・・ほら。」
って、優しい顔で渡すんだ。
目の前には大きなクリスマスツリー。
初めて瞬とデートして、
大好きな瞬に告白された場所。
『ではーみなさん!カップを持って―!メリークリスマース!!』
サンタさんの声で、大好きなひととカップを交わすの。
しゅわしゅわと泡が立ち上ってる。
「・・・おいしい。」
好きな人と並んで、はじめてのシャンパンを飲んだ。
・・・ちっぽけな幸せが。
涙がでるほど愛しくて。
もっと生きたい。
そう願わずにはいられないの。