【完】キミと生きた証
「2月までに退院できるように頑張るね。」


「この調子ならいけるんじゃねえか?」


「9月からずっと頑張ってるんだから、ちーちゃんきっと退院できるよ!」


あと1か月・・。

数値を保てるように、それと、体力落とさないように気をつけよう。


そういえば、


「瞬はなんの球技にでるの?」


「たぶんバスケ。」


「やっぱり。絶対観たいな・・。頑張ろう。」



あたしが前向きな言葉を言うとね。


仁奈ちゃんも瞬も、嬉しそうに口元ほころばすんだ。


「瞬くん”K中のエース”だったらしいもんね!」


「お前・・勝手にハードルあげんな。」


「あはっ。でも、クラスの子たちが言ってたんだよ。ね、仁奈ちゃん。」


「ねー♡」


仁奈ちゃんとあたし、見つめ合ってにっこり。



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