【完】キミと生きた証
落ち込むあたしの目の前で、瞬があたしのタオルのハンカチを畳み始めた。
「学校・・かわってもさ。人はそう簡単に変わんねえから。」
瞬の手元は器用にタオルを折り畳む。
「・・・元気出して。」
そう言って、ベッドのテーブルの上にポンと置いた。
それは、ハンカチでつくった・・ヒヨコ?
「・・・あはっ。すごい・・ヒヨコだ。」
つい、ふっと笑顔がこぼれちゃう。
「ありがとう、瞬・・。優しいなぁ。」
あたしたちの間にはやっぱり今でも、沈黙が始まって。
ヒヨコを瞬の方へと動かすと、瞬がヒヨコにデコピンした。
「あー、ひどい」
「ははっ。」
「学校・・かわってもさ。人はそう簡単に変わんねえから。」
瞬の手元は器用にタオルを折り畳む。
「・・・元気出して。」
そう言って、ベッドのテーブルの上にポンと置いた。
それは、ハンカチでつくった・・ヒヨコ?
「・・・あはっ。すごい・・ヒヨコだ。」
つい、ふっと笑顔がこぼれちゃう。
「ありがとう、瞬・・。優しいなぁ。」
あたしたちの間にはやっぱり今でも、沈黙が始まって。
ヒヨコを瞬の方へと動かすと、瞬がヒヨコにデコピンした。
「あー、ひどい」
「ははっ。」