【完】キミと生きた証
4月のプレゼント
無事、通信制の高校に編入する手続きが終わった。
今日する検査も終わって、ほっと一息つくと、瞬から珍しく電話がきた。
『調子どうだ?』
「うん、今は調子いいよ。」
『そっか。じゃあ今から行くから。・・2時間後かな。もう少し遅れるかも。』
「ありがとう。気を付けてね。」
2時間後かぁ。
そしたら3時くらいかな。
今日はいっぱい一緒にいれる・・・。
それまでに通信の学校から届いた教科書、本棚に片づけないと。
段ボールをあけたら教科書がいっぱい詰まってた。
その教科書は、南高の教科書みたいな白黒印刷文字まみれとは打って変わって、カラーでイラストもあって、やりやすそうだった。
カラフルな教科書をぱらぱらとめくって・・・あー、変わっちゃったんだって、物寂しくなる。
今日は、本当なら、春休み。
あたしはベッドから起きて、窓を少し開けた。
春の風はまだまだ冷たい。
窓に手をついて、外を眺めた。
瞬のバイクが来ないかなぁーなんて。
今日する検査も終わって、ほっと一息つくと、瞬から珍しく電話がきた。
『調子どうだ?』
「うん、今は調子いいよ。」
『そっか。じゃあ今から行くから。・・2時間後かな。もう少し遅れるかも。』
「ありがとう。気を付けてね。」
2時間後かぁ。
そしたら3時くらいかな。
今日はいっぱい一緒にいれる・・・。
それまでに通信の学校から届いた教科書、本棚に片づけないと。
段ボールをあけたら教科書がいっぱい詰まってた。
その教科書は、南高の教科書みたいな白黒印刷文字まみれとは打って変わって、カラーでイラストもあって、やりやすそうだった。
カラフルな教科書をぱらぱらとめくって・・・あー、変わっちゃったんだって、物寂しくなる。
今日は、本当なら、春休み。
あたしはベッドから起きて、窓を少し開けた。
春の風はまだまだ冷たい。
窓に手をついて、外を眺めた。
瞬のバイクが来ないかなぁーなんて。