【完】キミと生きた証
翌日、病院に来てくれた瞬に、あたしはちゃんと伝えた。
「…移植・・・しようと、思う・・・。」
あたしの、瞬の、最後の希望の光。
そして、最後の大きな壁。
「そうか。」
複雑そうな表情にまぎれて、ほんの少し嬉しそうな顔もみせてくれた。
大きな壁を乗り越えるのは、
・・・あたしひとりでいい。
「…移植・・・しようと、思う・・・。」
あたしの、瞬の、最後の希望の光。
そして、最後の大きな壁。
「そうか。」
複雑そうな表情にまぎれて、ほんの少し嬉しそうな顔もみせてくれた。
大きな壁を乗り越えるのは、
・・・あたしひとりでいい。