【完】キミと生きた証
「なんか旅行みたい・・。」
嬉しくてくすりと笑うと、仁奈ちゃんがこっちに寝返りを打った。
「おくれてきた修学旅行だ!」
「修学旅行・・・っ!」
その響きに目をきらきらさせるあたしを、仁奈ちゃんが笑う。
「ちーちゃんのいない修学旅行・・・寂しかったんだぞー!」
「きゃははっ!くすぐったいよ仁奈ちゃん!」
「ははっ!もー、大の大人が何やってんだろうね!」
笑いを落ち着けたあたしたちは、あおむけになって、天井を見上げた。
「修学旅行と言えば・・・恋バナだよね。」
仁奈ちゃんがぽつりとつぶやいた。
「・・もしかして仁奈ちゃんカレシできたの!?」
「・・・最近ね?」
「えぇ!?ダレ!?って、あたしが知ってるわけないかぁー・・。」
「知ってるよ?」
「えぇ!?だっ。けほっ。だ、だれ!?」
「ちーちゃんあわてすぎ!むせないでよ!!あははっ!」
笑ってごまかそうとする仁奈ちゃんを向いて、あたしは真剣に問いただす。
「・・・わかったよー。言うよ。えーっと・・・一馬くん。覚えてるよね?」
「えっ!!瞬の親友の・・・!?」
「うん。」
幸せそうにはにかむ仁奈ちゃん。
北工のバスケの試合を観に行ったとき、ふたりが仲良くなりそうな気は、なんとなくしてたんだよ。
そっか・・・。
きっと今、すっごく幸せなんだ。
仁奈ちゃんの恋する笑顔がとっても可愛い。
「・・・うれしいっ!仁奈ちゃん、幸せになって!」
「へへっ!ありがとう!一馬くんとの出会いだって、ちーちゃんのおかげだもん。ありがとうね♡」
って、また頭を撫でられるのは、なぜかあたし・・・。
「ちーちゃんも、瞬くんと復縁したし、仁奈も一馬くんがいるから。いいかなぁ・・・。」
仁奈ちゃんは、幸せそうな笑みを消してあたしをみつめた。
「懺悔があるんだよ。ちーちゃん。」
「懺悔?」
「・・・うん。仁奈ね・・・。」
仁奈ちゃんの声に耳を澄ませた。
嬉しくてくすりと笑うと、仁奈ちゃんがこっちに寝返りを打った。
「おくれてきた修学旅行だ!」
「修学旅行・・・っ!」
その響きに目をきらきらさせるあたしを、仁奈ちゃんが笑う。
「ちーちゃんのいない修学旅行・・・寂しかったんだぞー!」
「きゃははっ!くすぐったいよ仁奈ちゃん!」
「ははっ!もー、大の大人が何やってんだろうね!」
笑いを落ち着けたあたしたちは、あおむけになって、天井を見上げた。
「修学旅行と言えば・・・恋バナだよね。」
仁奈ちゃんがぽつりとつぶやいた。
「・・もしかして仁奈ちゃんカレシできたの!?」
「・・・最近ね?」
「えぇ!?ダレ!?って、あたしが知ってるわけないかぁー・・。」
「知ってるよ?」
「えぇ!?だっ。けほっ。だ、だれ!?」
「ちーちゃんあわてすぎ!むせないでよ!!あははっ!」
笑ってごまかそうとする仁奈ちゃんを向いて、あたしは真剣に問いただす。
「・・・わかったよー。言うよ。えーっと・・・一馬くん。覚えてるよね?」
「えっ!!瞬の親友の・・・!?」
「うん。」
幸せそうにはにかむ仁奈ちゃん。
北工のバスケの試合を観に行ったとき、ふたりが仲良くなりそうな気は、なんとなくしてたんだよ。
そっか・・・。
きっと今、すっごく幸せなんだ。
仁奈ちゃんの恋する笑顔がとっても可愛い。
「・・・うれしいっ!仁奈ちゃん、幸せになって!」
「へへっ!ありがとう!一馬くんとの出会いだって、ちーちゃんのおかげだもん。ありがとうね♡」
って、また頭を撫でられるのは、なぜかあたし・・・。
「ちーちゃんも、瞬くんと復縁したし、仁奈も一馬くんがいるから。いいかなぁ・・・。」
仁奈ちゃんは、幸せそうな笑みを消してあたしをみつめた。
「懺悔があるんだよ。ちーちゃん。」
「懺悔?」
「・・・うん。仁奈ね・・・。」
仁奈ちゃんの声に耳を澄ませた。