【完】キミと生きた証

クリスマスツリー

クリスマスイブ、当日。


体調は朝からよかった。


薬の副作用で簡単に出来ちゃった痣も、もうほとんど消えてる。



何事もなく学校に行って、放課後にはミキちゃんに化粧してもらった。



「ミキちゃん、この唇赤くできるかなぁ?」


「いつものピンクのリップじゃいやなの?」


「あれだとちょっと紫なの見えるでしょ?」


「えー?ピンクだよー?なら、こうしよっか。」


コンシーラーで一回唇を肌色にされて、ピンクの色が乗せられた。


「ミキちゃんすごい!!自然だぁ・・。」


「まだまだぁ!大事なのはおめめです!」


20分くらいつかって、完成したメイクは、全体的にピンクをつかってて明るい。



「嬉しい・・!ミキちゃんありがとう!!」


「もう、ちーちゃん超可愛いー!!みんな見て見て!ちーちゃん完成した!!」


わーっと盛り上がる教室で、仁奈ちゃんはあたしの写真撮影をしてる。


「こんなに可愛くして・・・嫁にはやらんぞ!!」


「デート中なんか困ったことがあったらおねえちゃんに言うんだよ!携帯かまえてるから!!」


「可愛いぞ、ちーちゃん!!」


写真撮影を止めた仁奈ちゃんに抱きしめられてから教室をでた。




今日は5時ごろにあの駅で待ち合わせ。





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