【完】キミと生きた証
12月24日のあの日。
真っ赤なマフラーに埋もれるちぃと、単語帳みたいにカラフルなツリーの電飾を見つめた。
一番見えやすい位置に連れて行った。
ちぃの笑顔が見たくて。
ありがとうってはにかむ顔が可愛くて。
ぎゅっと握り返してきたちぃのちっせー手のひら。
やっぱ、好きだって思った。
理由なんかわかんねえ。大好きだって思った。
でも好きなやついんのかな。
クリスマスにのこのこと男とツリーみるんだから、彼氏はいないだろうけど。
23歳のあの駅員のこととか・・。
「好きなやつはいるのか」「23歳のあいつに憧れてるのか」
ちぃは答えなかった。
それが答えみたいなもんだろ。
ちぃはきっと、あの駅員のことが好きなんだ。
真っ赤なマフラーに埋もれるちぃと、単語帳みたいにカラフルなツリーの電飾を見つめた。
一番見えやすい位置に連れて行った。
ちぃの笑顔が見たくて。
ありがとうってはにかむ顔が可愛くて。
ぎゅっと握り返してきたちぃのちっせー手のひら。
やっぱ、好きだって思った。
理由なんかわかんねえ。大好きだって思った。
でも好きなやついんのかな。
クリスマスにのこのこと男とツリーみるんだから、彼氏はいないだろうけど。
23歳のあの駅員のこととか・・。
「好きなやつはいるのか」「23歳のあいつに憧れてるのか」
ちぃは答えなかった。
それが答えみたいなもんだろ。
ちぃはきっと、あの駅員のことが好きなんだ。