私の王子様を見つけました
店長いるだろうか。


いきなり辞めたままだから、店長にモデルの仕事を頑張ってる事を伝えたかった。


店の中に店長の姿はなくて、レジの人に聞こうとすると、拓斗に止められた。


「欲しい物買って帰るぞ。」


店長に話が、そう言おうとすると店長が現れた。


あ、店長。


拓斗に腕を強く引れ、拓斗の腕の中にすっぽりとおさまってしまった。


ちょっと、拓斗離してよ。



「あれ、真凛じゃないか。元気にしてた。」


拓斗の腕を振りほどこうと必死に暴れた。



「大人くしてろ。」


もう、なんなのよ。


「真凛、そいつは誰?」


コンビニの中でなんか不味い状況になってるし。


店長が拓斗を睨みつけた。


コンビニに数人のお客様が入って来て、店長に話しかけてると言うのに。


私は拓斗の腕を振り払い、おにぎりとカップ麺をレジに持って行こうとすると、店長が近くに来た。


「真凛に話があるんだ。」


今度は店長に腕を捕まれ、店の奥にある事務所に連れて行かれてしまう。


店長離して下さい。


手にはまだお会計が済んでない、おにぎりとカップ麺を持ったまま。










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