ありがと~君に伝えたい言葉~
「ったくあのクソババァ朝からわーわーうるせーんだよ」
柚希が目を擦りながら起きてくる。
「おはよう」
「おはよ、電話誰から?」
「ん?母親だよ。
ピクニックするからって誘いの電話。
柚希も一緒に行こうぜ!」
柚希は一瞬目を輝かせるも直に項垂れる。
「でも、ウチが行って迷惑じゃないかな?」
「大丈夫だよ、行こうぜ!」
ほぼ押し切る形で一緒にピクニックに行くことが決まった。