宮川修内太の異常な日常~魔女の瞳番外編~
木曜日
「お邪魔します」
今日も放課後、メグの家に足を運ぶ。
結界の事も俺を覚えてくれたらしく、『ボディチェック』は免除。
なんか事情があってメグは人間を傷つけられないらしいが、多分敵意を持った奴はそれなりにこの結界で痛い思いをするんだろうな…。
ちなみにホムンクルスに左目を傷つけられた時も俺はここに来ているが、結界はボディチェックは無しだった。
どうもこの結界、『自分の意思で入ってきた者』しかチェックしないらしい。
あの時は気絶してたからな、俺…。
「先に昨日の地下室行ってて。鞄置いたら私もすぐ行くから」
メグはそう言って廊下を歩いていく。
言われるままに地下室の方へと歩いていく俺。
そこへ。
「!」
バサバサと羽音を立てて。
一羽の鳥が二階へと続く階段の手摺りにとまった。
梟?
ミミズク?
俺には見分けが付かないが。
とにかくソイツは首をクリクリ傾げながら、丸っこい愛嬌のある眼で俺を見る。
…メグのペットかな?
「よっ、お邪魔するぞ」
そんな風に一言声をかけてそばを通過しようとした時。
「年長者に向かってタメ口とは何事じゃ、小僧」
しわがれた声で。
それは確かにソイツのそばから聞こえた。
今日も放課後、メグの家に足を運ぶ。
結界の事も俺を覚えてくれたらしく、『ボディチェック』は免除。
なんか事情があってメグは人間を傷つけられないらしいが、多分敵意を持った奴はそれなりにこの結界で痛い思いをするんだろうな…。
ちなみにホムンクルスに左目を傷つけられた時も俺はここに来ているが、結界はボディチェックは無しだった。
どうもこの結界、『自分の意思で入ってきた者』しかチェックしないらしい。
あの時は気絶してたからな、俺…。
「先に昨日の地下室行ってて。鞄置いたら私もすぐ行くから」
メグはそう言って廊下を歩いていく。
言われるままに地下室の方へと歩いていく俺。
そこへ。
「!」
バサバサと羽音を立てて。
一羽の鳥が二階へと続く階段の手摺りにとまった。
梟?
ミミズク?
俺には見分けが付かないが。
とにかくソイツは首をクリクリ傾げながら、丸っこい愛嬌のある眼で俺を見る。
…メグのペットかな?
「よっ、お邪魔するぞ」
そんな風に一言声をかけてそばを通過しようとした時。
「年長者に向かってタメ口とは何事じゃ、小僧」
しわがれた声で。
それは確かにソイツのそばから聞こえた。