宮川修内太の異常な日常~魔女の瞳番外編~
俺の周囲を高速移動しながら集中力を乱そうとするメグ。

確かにこんなスピードで動かれたら当てる事は容易ではない。

しかし。

メグには魔術の知識があるかもしれないが、俺には銃火器の知識がある。

そしてロケットランチャーには、こんな機能がついてるのもあるんだぞ…!

「食らえ!」

俺は右手から、槍の如き巨大な矢を射出する!

風の渦を巻いて、一直線にメグへと飛翔する魔力の矢。

だが動きが素直すぎる。

「当てなきゃ意味ないって言ったでしょ?」

いとも簡単にその素早い動きで矢を回避するメグ。

…それを確認した上で、俺は笑みを浮かべる。

「当てるさ」

「!?」

突然。

矢がその進行方向を変え、再びメグへと軌道修正した。

「な…これは…!?」

メグが床を蹴って跳躍する!

その跳躍したメグを追う魔力の矢。

「追尾!?」

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