宮川修内太の異常な日常~魔女の瞳番外編~
六芒星を中心に、何やらよくわからない文字や記号で描かれた…これは魔方陣、という奴だろうか。
小さな小瓶によくもこんな複雑な紋様を描いたものだ。
赤い血のような色で描かれた紋様は、いかにも怪しげな術を施しているぞと、俺に訴えかけている。
こんな不気味な紋様の施されたこの小瓶には、一体何が入っているのだろう。
開けようと思えばすぐ開けられるような、コルクのような蓋で閉められているだけだ。
耳元で軽く小瓶を振ってみる。
特に中から音はしない。
小瓶自体も大した重さはなく、もしかしたら中身は空なのではないかとさえ思えてくる。
…無性に中を確認してみたい気分に駆られる。
この陶器で出来ているらしい小瓶の中に、一体何が入れられているのか。
見るだけ…そう、少し蓋を開けて、中を確認したらすぐに閉じてしまえばいい。
後は黙っていれば、メグにばれるような事はないだろう。
ゴクリと喉を鳴らす。
俺は小瓶の蓋に手をかけ、ゆっくりと力を込め…。
小さな小瓶によくもこんな複雑な紋様を描いたものだ。
赤い血のような色で描かれた紋様は、いかにも怪しげな術を施しているぞと、俺に訴えかけている。
こんな不気味な紋様の施されたこの小瓶には、一体何が入っているのだろう。
開けようと思えばすぐ開けられるような、コルクのような蓋で閉められているだけだ。
耳元で軽く小瓶を振ってみる。
特に中から音はしない。
小瓶自体も大した重さはなく、もしかしたら中身は空なのではないかとさえ思えてくる。
…無性に中を確認してみたい気分に駆られる。
この陶器で出来ているらしい小瓶の中に、一体何が入れられているのか。
見るだけ…そう、少し蓋を開けて、中を確認したらすぐに閉じてしまえばいい。
後は黙っていれば、メグにばれるような事はないだろう。
ゴクリと喉を鳴らす。
俺は小瓶の蓋に手をかけ、ゆっくりと力を込め…。