ひとりじめしたい。~イジワルで甘いお隣さん~


このバカ。


「だってさ、めいも女の子の日になると特に機嫌が悪くなる……」


「だれがいつ、そんな情報を与えたって?」


「っ!!めい!!」


あぁ、本当に康平はバカな奴だ。


康平の後ろで腕を組んで睨むようにして立っているめい。



「だ、だってそうだろ?女の子の日は特にイライラ……」


「だからいつあたしがあんたにそんな情報を提供したっていうのよ!!」



「いや~~、それは何となく」


「バカ康平!!」


あぁ、また始まった。


こいつらくらいの痴話げんかなら、俺もよかったのに……


「いやいや、俺のせいじゃないって。元はと言えば蜜が彼女と痴話げんかした相談に乗ってたら……」


「おいっ!康平っ!!!」


っ!!


こいつ!めいに勝手にしゃべりやがった!!


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