ひとりじめしたい。~イジワルで甘いお隣さん~
「っ……」
――ガチャッ
「み、蜜くん、もう帰って……」
――グイッ
「きゃっ!!」
ドアを開けたと同時に腕を強く掴まれ、そのまま壁に強く体を押し付けられる。
「あ、あのっ……」
至近距離にある、蜜くんの顔。
逃げたくても、それを阻止するかのように顔の横にある蜜くんの手。
「蜜……」
「誰?あの男」
「へっ……?」
「美乃里のなに?」
な、何を言ってるの?