ひとりじめしたい。~イジワルで甘いお隣さん~


「美乃里……好きだよ」


「っ―……」


「たくさん泣かせてごめん。俺がガキだから、勝手に暴走して、たくさん怖がらせたよな?」



声にならないのか、ただ横に首を振る。



「美乃里はそのままでいいんだよ。透子に勝つとかそんなんじゃなくて、俺はそのままの美乃里が好きだ……」



あぁ、やっと言えた。


こうやって素直に言えばよかったんだ……



だって……



「嬉しいっ……ありがとうっ……」


こんなに喜んでくれる、美乃里が見れるんだから……



「んで?美乃里は?」


「えっ……?」


「美乃里は俺のことどう思ってるの?」



「っ―……///わかってるくせに!!」



頬を一気に赤く染めて、俺を睨むようにして見上げる。



まぁ、全然怖くないけど。



ってか、かわいくてやばいくらい……



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