ひとりじめしたい。~イジワルで甘いお隣さん~
老けてるなんてとんでもない!
「すごく落ち着いてて、大人っぽく見えたから」
「ふっ、まぁそう受け取っておくよ」
――ドキッ
やっぱり優しい笑顔をする人だ。
「だからせめて敬語はやめてよ。名前もさ」
「あ……の、じゃあ蜜……くんでいいかな?」
なんか照れる……///
「まぁ、今はそれでいいか」
こんなくすぐったい会話はいつぶりだろう……?
こんなに温かくなる気持ちは……
「で、美乃里ちゃん、おかわりはいつもらえるのかな?」
「へ?」
あっ!
あたし、おかわりをまだ持ってきてなかった!!
ドキドキする気持ちをなんとか抑えて、急いでキッチンに向かった。