ひとりじめしたい。~イジワルで甘いお隣さん~


老けてるなんてとんでもない!


「すごく落ち着いてて、大人っぽく見えたから」


「ふっ、まぁそう受け取っておくよ」


――ドキッ


やっぱり優しい笑顔をする人だ。


「だからせめて敬語はやめてよ。名前もさ」


「あ……の、じゃあ蜜……くんでいいかな?」


なんか照れる……///


「まぁ、今はそれでいいか」


こんなくすぐったい会話はいつぶりだろう……?


こんなに温かくなる気持ちは……



「で、美乃里ちゃん、おかわりはいつもらえるのかな?」


「へ?」


あっ!


あたし、おかわりをまだ持ってきてなかった!!



ドキドキする気持ちをなんとか抑えて、急いでキッチンに向かった。




< 20 / 380 >

この作品をシェア

pagetop